|
チョコボの騎士 #3
「アンタのチョコボ、伝説の騎士さまのチョコボとおなじ名前で
生意気なのにゃ!!
ウチのチョコボと勝負するにゃ!!
負けたら名前をヘッポコにかえるにゃ!!」
勝負の日、ミルはプロレースのミドル(若鳥)クラスで
いくつもトロフィーをもつ優勝鳥スタリオンをつれてきやがった
結果はスタリオンの圧勝
取り巻きが口をそろえてヘッポコと叫ぶなか
スタリオンのオーナーがボクにこっそり話しかけてきた
「坊主、その野良チョコボの調教は誰がやってる」
「……ボクです」
「そうか、お前さんいい筋してんな。
野生のチョコボなんざそもそも人に懐かねぇモンなんだ。
まぁ気長にやるんだな、
野良チョコボの成長は養殖モンよか遅ぇんだからよ。
せっかくだ、そのチョコボの名前教えてくれよ。」
「アーサー…です」
オーナーはニヤリと笑い、
「へぇ〜こりゃ参った、伝説の騎士サマの愛鳥と同じ名かぁ。
アーサー、早くご主人様を喜ばせてやんな」
頭をぐりぐりとこづかれてアーサーがイヤそうな顔をしている
そのオーナーが実は有名な魔戦士で
戦闘魔導団の若きヒーローだと知ったのは
それから何日もたってからだった
Prev Top Next |